【ファイザー(PFE)の企業分析】業界トップの企業の最新情報を分析・解説
2023年配当利回り5.7%と高配当銘柄。6年連続増配。新NISAとも相性が良さそうです。
業績も堅調で安定感のある企業です。
正式名称と銘柄コード
- 正式名称:ファイザー株式会社(Pfizer Inc.)
- 銘柄コード:PFE
- 市場:NYSE (XETRA、F)
業種
- 医薬品
会社概要
ファイザーは、アメリカに本社を置く世界最大の製薬会社です。
バイオ医薬品の発見、開発、製造、マーケティング、流通、販売を世界的に行っています。
企業目的(スローガン)
「Breakthroughs that change patients’ lives」
(患者さんの生活を大きく変えるブレークスルーを生みだす)
主な製品は、ED治療薬の「バイアグラ」、がん治療薬の「リツキサン」、肺炎球菌感染症ワクチンの「プレベナー」などです。
業績サマリー
売上高、営業益、キャッシュフロー、株価、配当、配当利回りのサマリー
強み
- 研究開発力
- 販売力
- ブランド力
ファイザーは、世界有数の研究開発力を有しています。
毎年、数十億ドルの研究開発費を投じて、新薬の開発を行っています。
また、世界中に販売網を広げており、強力な販売力も備えています。
さらに、バイアグラやリツキサンなど、世界中で知られたブランドを多数有しています。
弱み
- 特許切れ
- 競争激化
ファイザーの製品には、特許切れが近づいているものも少なくありません。
また、製薬業界は競争が激しく、新薬の開発には多額の費用と時間がかかるため、収益性が低下するリスクもあります。
競合会社
- メルク
- ロシュ
- グラクソ・スミスクライン
ファイザーの競合会社は、世界有数の製薬会社です。メルク、ロシュ、グラクソ・スミスクラインなどがあげられます。
業界世界売上高ランキング
順位 | 会社名 | 本社所在地 | 売上高(億ドル) | シェア(%) |
---|---|---|---|---|
1 | ファイザー | アメリカ | 1,626 | 12.7 |
2 | ロシュ | スイス | 1,602 | 12.5 |
3 | メルク | ドイツ | 1,465 | 11.5 |
4 | ジョンソン・エンド・ジョンソン | アメリカ | 830 | 6.5 |
5 | アストラゼネカ | イギリス | 783 | 6.1 |
6 | サノフィ | フランス | 763 | 6.0 |
7 | グラクソ・スミスクライン | イギリス | 689 | 5.5 |
8 | バイエル | ドイツ | 473 | 3.7 |
9 | ノバルティス | スイス | 431 | 3.4 |
セクター状況
製薬セクターは、近年、世界的な高齢化や慢性疾患の増加を背景に、堅調な成長を続けています。
今後の展望
ファイザーは、今後も研究開発を強化し、新薬の開発に取り組んでいく方針です。
また、買収や提携などを通じて、事業の拡大を図っていくことも検討しています。
個人投資家向けの考察
ファイザーは、世界最大の製薬会社として、安定した収益基盤を有しています。
また、研究開発力や販売力も高いため、今後も成長が期待できる企業です。
しかし、特許切れや競争激化などのリスクも考慮する必要があります。
リスクを踏まえて、投資判断を行うことが重要です。
最新情報・アナリスト評価
2024年1月2日時点のファイザーのアナリスト評価は、以下の通りです。
強気:9人
買い:2人
中立:14人
売り:0人
平均目標株価は33.05ドルで、1月2日時点の株価(28.8ドル)から14.8%の上昇が予想されています。
アナリストは、ファイザーの強力な研究開発力や販売力、ブランド力を評価しています。
また、2024年12月期の業績見通しが堅調であることも、評価につながっています。
一方で、特許切れや競争激化などのリスクも指摘されています。
全体として、ファイザーは堅調な業績が見込まれており、今後も成長が期待できる企業であると言えます。
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