【58年連続増配】AbbVie Inc.(ABBV)株価は上昇!?下落中がチャンス

株式投資

58年連続増配と半世紀以上も連続増配し続けているバイオ医療品企業のアッヴィ
ディフェンシブ銘柄としても株価の下値も底堅い、右肩上がり企業。

会社概要

  • 正式名称:アッヴィ(AbbVie Inc.)
  • ティッカーコード:ABBV
  • 市場:NYSE
  • 業種:バイオ医薬品
  • 本社所在地:米国イリノイ州ノースシカゴ
  • 設立:2013年1月2日

AbbVie Inc.は、米国に本社を置くグローバルな研究開発型のバイオ医薬品企業です。主に、免疫疾患、肝疾患、精神・神経疾患、がん、アイケアの領域で製品を開発・販売しています。

業績サマリー


強み(メリット)

  • パイプラインの豊富さ

AbbVieのパイプラインは、2023年1月25日現在、30以上の製品候補を含んでおり、そのうち10製品が商業化に向けた最終段階にあります。これらの製品候補は、免疫疾患、肝疾患、精神・神経疾患、がん、アイケアの領域で、幅広い疾患を対象としています。

具体的には、免疫疾患領域では、関節リウマチ、乾癬、潰瘍性大腸炎などの治療薬がパイプラインに含まれています。また、肝疾患領域では、肝硬変や肝細胞癌の治療薬がパイプラインに含まれています。精神・神経疾患領域では、アルツハイマー病やパーキンソン病などの治療薬がパイプラインに含まれています。がん領域では、乳がんや肺がんなどの治療薬がパイプラインに含まれています。アイケア領域では、緑内障や黄斑変性症などの治療薬がパイプラインに含まれています。

  • 強力な研究開発力

AbbVieは、強力な研究開発力によって、パイプラインの充実を図っています。2022年の研究開発費は、前年比13.7%増の86億ドルに達しました。また、AbbVieは、2025年までに研究開発費を100億ドルに引き上げる計画を発表しています。

AbbVieの研究開発力は、複数のノーベル賞受賞者を含む、優秀な研究者によって支えられています。また、AbbVieは、世界中の研究機関との共同研究を積極的に進めています。

  • グローバルな販売網

AbbVieは、世界70カ国以上にビジネス拠点を持ち、170カ国以上で製品を販売しています。グローバルな販売網により、AbbVieは、世界中の患者さんに製品を届けることができます。

  • 最新ニュース

2024年1月26日時点
アッヴィは、医療用医薬品業界グループの同業他社の中で第 4 位のランクを獲得しています。
ゾエティス( ZTS ) とノバルティス ADR ( NVS ) もグループ内で格付けの高い銘柄の一つです。

弱み(リスク)


  • 特許切れリスク

AbbVieの売上高の約60%は、2023年までに特許が切れる「ヒュミラ」に依存しています。
ヒュミラは、関節リウマチや乾癬などの治療薬として、世界で最も売れているバイオ医薬品です。

ヒュミラの特許切れにより、AbbVieは、売上高の大幅な減少が見込まれます。
また、競合企業によるバイオシミラーの発売により、市場シェアを奪われる可能性もあります。

  • 競合の激化

バイオ医薬品業界は、競争が激化しています。
ファイザー、ジョンソン・エンド・ジョンソン、メルク、ロシュなどの大手製薬企業が、バイオ医薬品事業に積極的に投資しています。

AbbVieは、これらの競合企業と競争していく必要があります。

  • 最新ニュース

2024年2月2日に決算を発表する予定です。
同社のEPSは2.90ドルと予想されており、これは前年同期と比較して19.44%の減少。
また、当社の最新のコンセンサス予測では、売上高が 140 億 4000 万ドルと予想されており、前年同期比 7.14% 減少することが示されています。

競合会社

  • ファイザー
  • ジョンソン・エンド・ジョンソン
  • メルク
  • ロシュ

セクター状況

バイオ医薬品業界は、人口の高齢化や慢性疾患の増加などにより、今後も成長が見込まれるセクターです。
AbbVieは、このセクターにおいて、パイプラインの豊富さや強力な研究開発力などにより、高い競争力を有しています。

今後の展望

AbbVieは、パイプラインの豊富さにより、今後も成長が見込まれます。
また、強力な研究開発力により、新薬の上市を継続していくことが期待されます。

企業分析


AbbVieは、以下の要素を備えた成長型ディフェンシブ銘柄と言えます。

  • 成長性:パイプラインの豊富さにより、今後も成長が見込まれる
  • ディフェンシブ性:医療分野の企業であり、景気変動の影響を受けにくい
  • 投資魅力:強力な研究開発力により、新薬の上市による成長が期待される

人材

AbbVieは、グローバルに事業を展開しているため、世界中の拠点での就業機会があります。
また、社員の多様性を尊重しており、女性やマイノリティの活躍が進んでいます。

将来性


AbbVieは、パイプラインの豊富さや強力な研究開発力などにより、今後も成長が見込まれます。
また、強固な財務基盤を有しており、将来性にも期待できます。

■1年後

1年後、AbbVieは、ヒュミラの特許切れによる売上高の減少をどう乗り越えるかが課題となります。AbbVieは、新薬の上市やバイオシミラーの競争力強化などによって、売上高の減少を最小限に抑えることを目指しています。

■5年後

5年後、AbbVieは、パイプラインの豊富さと強力な研究開発力によって、成長を続けていると期待されます。また、ヒュミラの特許切れによる影響も、徐々に小さくなっていくと考えられます。

■10年後

10年後、AbbVieは、新たな治療法の開発によって、さらなる成長が期待できます。
新たな治療法の開発は、バイオ医薬品業界におけるリーダーとしての地位をさらに確固たるものにしていると考えられます。

過去の歴史を加味すると、AbbVieは、過去10年間で、売上高を約3倍に拡大しています。
これは、パイプラインの豊富さと強力な研究開発力による影響が高いと考えられます。

今後も、AbbVieは、パイプラインの充実と研究開発の強化に注力していくと考えられます。
これらの取り組みが奏功すれば、AbbVieは、今後も成長を続けていくことができると考えられます。

特許切れリスクや競合の激化などの課題は、今後も引き続き存在します。
AbbVieは、これらの課題を克服していくことで、さらなる成長を目指す必要があります。

時価総額ランキング 25位


2023年1月23日時点
AbbVie(アッヴィ)の時価総額は、
約2,957億ドルです。
米国株式市場ランキング 25位の巨大企業です。

■参考
ジョンソン・エンド・ジョンソンの時価総額は、
約3,847億ドルです。
米国株式市場ランキング 18位の巨大企業です。

「トヨタ自動車」(TYO: 7203)の時価総額は、
3,289億ドルです。

まとめ

AbbVieは、成長性とディフェンシブ性を兼ね備えた、魅力的な企業と言えます。
今後も成長が期待されるため、投資先として検討してみてはいかがでしょうか。

  • 成長性:パイプラインの豊富さと強力な研究開発力によって、今後も成長が見込まれます。
  • ディフェンシブ性:医療分野の企業であり、景気変動の影響を受けにくいと考えられます。
  • 投資魅力:強力な研究開発力により、新薬の上市による成長が期待されます。
  • 連続増配:58年連続増配と半世紀以上も連続増配し続けている医療分野の企業です。
  • 特許切れリスク:直近ヒュミラの特許切れにより、売上高の大幅な減少が見込まれます。
  • 競合の激化リスク:数々の大手製薬企業が、バイオ医薬品事業に積極的に投資しています。
  • 研究開発の失敗リスク:研究開発は、成功するとは限らず、減損につながる可能性があります。
  • 景気変動のリスク:景気悪化により、医療費の削減が進むと業績影響が出る可能性があります。

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