エクイノール(EQNR):株価は上がる?下がる?今後の展望と投資判断

株式投資

エクイノール(EQNR):石油・ガス最大手企業の強みと弱み、今後の展望

会社概要

エクイノール(Equinor)は、ノルウェー国営の石油・ガス会社です。
2018年にスタトイルから改称
世界最大級の石油・ガス生産会社

正式名称: Equinor ASA

銘柄コード: EQNR

業種: 石油・ガス

本社所在地: ノルウェー・オスロ

創業: 1972年

代表者: Anders Opedal(CEO)

従業員数: 22,000人(2023年)

事業内容

  • 石油・ガスの探査・開発・生産
  • 石油・ガスの輸送・販売
  • 再生可能エネルギー事業

業績サマリー



単位:百万米ドル(USD)

強み



エクイノールには、以下の強みがあります。

  • 豊富な資源: ノルウェー海の北海油田・ガス田は世界有数の資源量を誇り、エクイノールはその権益を多く保有しています。
  • 技術力: 油田・ガス田の開発・生産技術においては世界トップクラスの水準を誇ります。
  • 財務基盤: 財務状況は健全で、豊富な資金力を有しています。

弱み

エクイノールには、以下の弱みもあります。

  • 再生可能エネルギーへの転換: 石油・ガス依存からの脱却が課題となっています。
  • ESGへの対応: 気候変動への対応や、人権・環境への配慮など、ESGへの対応が求められています。

競合会社

エクイノールの主な競合会社は、以下の通りです。

  • シェル(Shell)
  • BP
  • エクソンモービル(ExxonMobil)
  • トタルエナジーズ(TotalEnergies)
  • ロイヤル・ダッチ・シェル(Royal Dutch Shell)

世界の石油精製会社ランキング


ランキング企業名所在国決算期 (決算期)時価総額(億円)
1PetroChina Co Ltd中国2022/12299,179
2Reliance Industries Ltdインド2023/03274,292
3China Petroleum & Chemical Corp中国2022/12157,387
4Equinor ASAノルウェー2022/12122,745
5Petroleo Brasileiro SA Petrobrasブラジル2022/1291,049
© 2023 Reinforz Insight「https://reinforz.co.jp/bizmedia/6030/」様より

※対象となる石油精製会社として「上場企業」かつ「石油精製業を展開している企業」
※対象決算期はデータ入手が可能な直近決算期を採用
※時価総額は記事執筆時点(2023年5月12日)の株価および為替レートで算出

セクター状況

石油・ガスセクターは、近年、再生可能エネルギーへのシフトが進む中、大きな転換期を迎えています。

今後の展望



エクイノールは、再生可能エネルギーへの転換を積極的に進めています。2023年には、再生可能エネルギー事業の売上高を、2030年には2023年の3倍となる2000億ノルウェークローネ(約2兆6000億円)に拡大することを目指しています。

また、ESGへの対応も強化しています。2023年には、温室効果ガスの排出量を2030年までに2019年比で40%削減すること、2050年までにカーボンニュートラルを達成することなどを目標に掲げています。

これらの取り組みにより、エクイノールは、石油・ガス企業から、脱炭素化をリードするエネルギー企業へと脱皮することを目指しています。

企業分析



エクイノールは、豊富な資源と技術力、財務基盤を有する、世界有数の石油・ガス会社です。しかし、再生可能エネルギーへの転換やESGへの対応など、課題も少なくありません。

今後の展望としては、再生可能エネルギー事業の拡大やESGへの対応の強化が重要となります。これらの取り組みにより、エクイノールは、石油・ガス企業から脱炭素化をリードするエネルギー企業への成長が期待できるでしょう。

日本

エクイノールは、日本にも進出しており、2023年3月現在、以下の事業を行っています。

  • 石油・ガスの輸入・販売
  • 洋上風力発電事業

年収

エクイノールの年収は、職種や勤務地によって異なりますが、平均すると1,000万円前後と言われています。

浮体式洋上風力



エクイノールは、浮体式洋上風力発電の技術開発を進めています。
浮体式洋上風力発電は、従来の洋上風力発電に比べて、より深い海域でも設置が可能であり、コスト低減が期待されています。

エクイノールは、洋上風力発電事業を積極的に展開しており、世界各地で事業を進めています。
日本においても、2023年7月に、北海道で浮体式洋上風力発電事業の開発に参画することを発表しました。

この事業は、洋上風力発電のコスト低減を目指すもので、日本初の浮体式洋上風力発電プロジェクトとなる予定です。
(岩宇・南後志地区沖、島牧沖、檜山沖、松前沖の4海域で、出力計400万kWの浮体式洋上風力発電事業を計画)

日本 採用

エクイノールは、日本においても積極的に採用を行っています。募集職種は、エンジニア、ビジネス、財務、法務など多岐にわたります。

北海道

エクイノールは、北海道で浮体式洋上風力発電事業の開発に参画しています。この事業は、洋上風力発電のコスト低減を目指すもので、日本初の浮体式洋上風力発電プロジェクトとなる予定です。
(岩宇・南後志地区沖、島牧沖、檜山沖、松前沖の4海域で、出力計400万kWの浮体式洋上風力発電事業を計画)

投資判断



エクイノールの魅力は、豊富な資源と技術力による安定した収益力です。

エクイノールは、ノルウェー海の北海油田・ガス田を多く保有しており、世界有数の石油・ガス生産会社です。また、油田・ガス田の開発・生産技術においても世界トップクラスの水準を誇ります。

2023年には、再生可能エネルギー事業の売上高を、2030年には2000億ノルウェークローネ(約2兆6000億円)に拡大することを目指しています。

これらの強みを背景に、エクイノールには安定した収益力と高い配当性向が期待できます。


しかし、再生可能エネルギーへの転換やESGへの対応など、課題も少なくありません。

今後の展望としては、再生可能エネルギー事業の拡大やESGへの対応の強化が重要となります。
これらの取り組みが成功すれば、長期的な成長が期待できる企業と言えるでしょう。

石油・ガスセクターを取り巻く環境は大きく変化しており、リスクも伴います。
投資の際は、慎重に検討することが重要です。

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