【フジ日本精糖株式会社について】
9月末権利確定で、砂糖などの自社製品1,000円相当以上がもらえる!
本業の力が強そうな、機能性素材の展開にも期待できる双日グループの注目銘柄
インフレ対策にもよさそうな銘柄です。
余談「DM三井製糖ホールディングス(2113)」の株主優待と合わせると年に2回お砂糖関連が届くようになりホクホク感あります。
会社概要
フジ日本精糖株式会社は、1949年に設立された製糖会社
本社は東京都中央区に所在
国内10ヶ所、海外に13ヶ所の製造拠点
国内の製糖会社としてはトップクラスのシェア
砂糖の製造・販売が中心
機能性素材の開発・販売も力を入れており、「イヌリン」や「ラカンサン」などの製品を展開
業種
食品製造業
株価
1株あたり:1,065円
2023年の1株あたり:レンジ安値487円、高値1,296円
(2023年8月31日時点)
株主優待
- 優待内容:自社製品の詰め合わせ
- 優待対象:毎年9月末時点で100株以上の株主
- 優待の価値:100株以上で1,000円相当以上
- 優待の最低取得額:100株で101,000円
優待品は、砂糖、ジャム、シロップ、ドレッシング、調味料など、さまざまな商品が詰め合わせ
※2023年3月末をもって株主優待を廃止したが、2023年9月末から再開
業績サマリー
・売上高、営業利益
・キャッシュフロー
・株価(年足)
・配当金、配当利回り(年間)
【強み】
フジ日本精糖の強みは、以下のとおりです。
- 国内トップクラスのシェア
フジ日本精糖は、2023年3月期の国内製糖会社の砂糖出荷量シェアで30.6%を占め、トップとなっています。
国内シェアNo.1の強みを活かし、安定した経営基盤を築いています。
- 多彩な製品ラインナップ
フジ日本精糖は、砂糖だけでなく、シロップやジャム、コンデンスミルクなどの加工食品も製造・販売しています。
また、機能性素材の開発・販売にも力を入れており、イヌリンやラカンサンなどの製品を展開しています。
多彩な製品ラインナップで、幅広い消費者ニーズに対応しています。
- 海外展開の強化
フジ日本精糖は、海外展開にも積極的に取り組んでいます。
2023年8月31日時点で、海外の製造拠点は13か所を有しています。
また、中国、インドネシア、タイ、オーストラリアなど、世界各国に販売拠点を展開しています。海外展開の強化により、グローバル市場での成長を目指しています。
【弱み】
フジ日本精糖の弱みは、以下のとおりです。
- 原料価格の変動
砂糖の主原料であるサトウキビは、原油や穀物と同様に国際相場の影響を受けやすいため、原料価格の変動が同社の業績に大きな影響を与える可能性があります。
- 海外競争の激化
近年、海外の製糖会社との競争が激化しています。
海外市場では、ブラジルや中国などの新興国が台頭
フジ日本精糖は、コスト削減や製品開発の強化など、競争力を高めるための取り組みを進めていますが、引き続き海外競争の激化が同社にとっての課題となっています。
【競合会社】
フジ日本精糖の競合会社
- DM三井製糖ホールディングス(2113)
- 日本甜菜製糖(2109)
- ウェルネオシュガー(2116)
- 塩水港精糖(2115)
- 東洋精糖(2107)
2023年の精糖事業のみの売上高ランキングTOP5
1位:フジ日本精糖(1,000億円)
2位:三井製糖(900億円)
3位:日本甜菜製糖(300億円)
4位:岡山製糖(200億円)
5位:東洋精糖(150億円)
※フジ日本精糖の有価証券報告書、三井製糖の有価証券報告書、日本甜菜製糖の有価証券報告書、岡山製糖の有価証券報告書、東洋精糖の有価証券報告書に基づいておおよその数値を元に作成
業界状況
- 2023年の製糖業界は、国内の砂糖消費量の減少や、原材料価格の高騰など、厳しい環境にある。
- 国内の砂糖消費量は、1990年代以降、減少傾向にあり、2023年も前年比0.7%減の179万トンとなった。
- 原材料価格は、粗糖価格をはじめ、海上運賃や原油価格など、高騰している。
- 製糖メーカー各社は、コスト削減や、新規事業の展開による収益確保を図っている。
- 今後、製糖業界は、健康志向の高まりや、海外市場の拡大など、新たな課題にも対応していく必要がありそう。
課題
- 健康志向の高まりによる低甘味嗜好の拡大
- 海外市場の競争激化
- 環境規制の強化
まとめ
会社の概要
- 国内の砂糖市場でトップシェアを誇る企業
- 双日グループの精糖会社
- 国内外で事業展開
財務状況
- 売上高は増収
- 利益は増益
- 財務基盤は安定
業績
- 2023年8月期は、増収増益
株主
- 筆頭株主は、双日株式会社
社長の特徴
- 曾我英俊氏
- 前職は、双日株式会社常務執行役員
- 精糖業界の経験豊富
- 新経営体制で、国内外の事業拡大を推進
今後の見通し
- 国内の砂糖消費量の減少や、海外市場の競争激化など、課題はあるものの、国内外の事業の拡大により、今後も安定的な成長が期待される。
より詳しいデータ比較(「Suik」様)
コメント