【最新】高配当3Mの強みと弱みとは?今後の展望を徹底分析!

株式投資

会社概要

3M(MMM)は、アメリカの多国籍企業で、粘着テープの開発・製造で有名です。
その他にも、産業用製品、ヘルスケア製品、消費者向け製品など、幅広い分野で事業を展開しています。

正式名称:3M Company

銘柄コード:MMM

業種:工業製品

配当利回り:5.72%

1902年にミネソタ州トゥーハーバーズに設立された。、120年以上の歴史を持つ老舗企業です。
創業当初はセメントの接着剤を製造していましたが、その後、粘着テープの開発に成功し、急成長を遂げました。現在では、9万人以上の従業員を擁するグローバル企業です。

業績サマリー


強み


3Mの強みは、以下のとおりです。

  • 多角化された事業ポートフォリオ

3Mは、安全・産業、輸送・電子、ヘルスケア、消費者の4つのセグメントで事業を展開しています。それぞれのセグメントで、独自の強みを持つ製品を展開しており、景気変動や業界の変化に強い事業ポートフォリオを構築しています。

  • 強力な研究開発力

3Mは、常に新しい製品の開発に取り組んでおり、革新的な製品を市場に投入することで、競合他社との差別化を図っています。2023年の研究開発費は約100億ドル(約1兆2,000億円)に上り、売上高の約6.5%を占めています。

  • 世界的なブランド力

3Mは、世界中で高い知名度と信頼性を持つブランドを有しており、グローバルで事業を展開する上で大きな強みとなっています。

  • 知財戦略力(特許)

3Mの特許戦略は、他社を排除できるような特許を出すことです。また、分割出願を多用して、広い範囲の権利化を繰り返し試みることも特徴で、長期高収益化が期待できます。
・世界で最初の電気絶縁用ビニールテープ「スコッチR 電気絶縁用ビニールテープ No.33」
・リチウムイオンバッテリー関連の特許
・保護フィルムに関する特許
・空気抜け粘着シートの特許

弱み


3Mの弱みは、以下のとおりです。

  • 高コスト体質

3Mは、世界的な企業として、多額の研究開発費や設備投資を行っていることから、高コスト体質となっています。

  • 事業の成熟化

3Mの一部の事業は成熟化しており、成長率が鈍化しています。

競合会社

3Mの競合会社としては、以下の企業が挙げられます。

  • エイブリィ・デニソン(AVY)
  • ゼネラル・エレクトリック(GE)
  • エマーソン・エレクトリック(EMR)
  • ダナハー(DHR)
  • ハネウェル・インターナショナル(HON)
  • イリノイ・ツール・ワークス(ITW)
  • 白元
  • 興和
  • キムワイプのKimberly-Clark
  • ドイツのDACH

シェア率


3Mは、粘着テープや産業用製品、ヘルスケア製品、消費者向け製品など、さまざまな分野で高いシェアを獲得しています。

  • 粘着テープ:世界シェア約25%(1位)
  • 産業用製品:世界シェア約15%(2位)
  • ヘルスケア製品:世界シェア約10%(4位)
  • 消費者向け製品:世界シェア約5%(5位)

粘着テープ

3Mは、粘着テープの分野で世界最大のメーカーです。主力製品は、スコッチ・ブライト、スコッチ・テープ、スコッチ・カルテックなどです。

産業用製品

3Mは、産業用製品の分野でも高いシェアを獲得しています。主力製品は、研磨材、接着剤、シーリング剤、塗料、フィルターなどです。

ヘルスケア製品

3Mは、ヘルスケア製品の分野でも成長を続けています。主力製品は、医療用品、歯科用品、衛生用品、医療機器などです。

消費者向け製品

3Mは、消費者向け製品の分野でも幅広い製品を提供しています。主力製品は、文房具、家庭用品、電気製品、スポーツ用品などです。

セクター状況

3Mの属するセクターは、工業製品セクターです。工業製品セクターは、製造業の発展に伴い、長期的に成長が見込まれるセクターです。

今後の展望


3Mの今後の展望としては、以下の点が挙げられます。

  • 新興国市場の成長
  • ヘルスケア事業の拡大

3Mは、新興国市場の成長に注力しており、今後も成長が見込まれます。また、ヘルスケア事業も、高齢化社会の進展に伴い、拡大が見込まれます。

個人投資家向けのまとめ


3Mは、多角化された事業ポートフォリオ、強力な研究開発力、世界的なブランド力など、多くの強みを持つ企業です。しかし、高コスト体質や事業の成熟化など、課題も存在します。

今後の展望としては、新興国市場の成長やヘルスケア事業の拡大が期待されます。
ただし、高コスト体質の改善や、成熟化した事業の再生など、課題の克服も必要です。

3Mの株式は、長期的な投資に適した銘柄と言えるでしょう。
ただし、短期的な値動きには注意が必要です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました