■結果的に損しないための投資方法
株式投資を始めたようとしている人、初めたばかりの人は自分もそうでしたが
「損したくない」がとても強いと思います。
人はだれでも「損する」ということを嫌がります。
自分もですが、なんとなく負けた感があるからですかね。。。
ただ、「損したくないから慎重に」や「損したくないから勉強してから」などやっているとあれよあれよという間に時間が過ぎてしまいます。
損をしない確率を上げるための株式投資は時間が長いほうが有利です。
■投資は時間が長いほうが有利なワケ
時間を味方に「コツコツ」と株式を買っていくことで、結果的に損しない確率をあげます。
専門的に熟練の人たちがやっている株式の荒波に、真っ向勝負で挑むのがまず失敗の元という考え方ですw
まずは、1年、2年、3年、、、10年と利益がでるのは数年後ぐらいの長い目でみてください。
早く結果を出そうとするのも失敗の元です。(うまくデキる人も中にはいますが)
実際にこんなきれいな推移は無いですが、分かりやすくシミュレーションとして。
※ルールはあくまでも参考です。%ではなく扱う金額によって決めたりするのも良いと思います。
・配当2〜5%前後の銘柄
■買うルールを決める
・買った時の株価より1.5% 変動があったら追加で買う
■売るルールを決める
・2%以上の利益が出たら売る
購入回数 | 株価変動率 | 取得株数 | 取得額 | 必要額 | 平均取得額 | 評価損益 | 損益率 |
1回目 | – | 100 | 1,000 | 100,000 | 1,000 | 0 | 0.00% |
2回目 | 株価1.5%⬇ | 100 | 985 | 98,500 | 993 | (1,500) | -0.76% |
3回目 | 株価1.5%⬇ | 100 | 970 | 97,023 | 985 | (4,455) | -1.51% |
4回目 | 株価1.5%⬇ | 100 | 956 | 95,567 | 978 | (8,821) | -2.26% |
5回目 | 株価1.5%⬇ | 100 | 941 | 94,134 | 970 | (14,555) | -3.00% |
6回目 | 株価1.5%⬇ | 100 | 927 | 92,722 | 963 | (21,615) | -3.74% |
7回目 | 株価1.5%⬆ | 100 | 941 | 94,112 | 960 | (13,270) | -1.97% |
8回目 | 株価1.5%⬆ | 100 | 955 | 95,524 | 959 | (3,388) | -0.44% |
9回目 | 株価1.5%⬇ | 100 | 941 | 94,091 | 957 | (14,851) | -1.72% |
10回目 | 株価1.5%⬆ | 100 | 955 | 95,503 | 957 | (2,149) | -0.22% |
11回目 | 株価1.5%⬆ | 100 | 969 | 96,935 | 958 | 12,177 | 1.16% |
12回目 | 株価1.5%⬇ | 100 | 955 | 95,481 | 958 | (3,818) | -0.33% |
13回目 | 株価1.5%⬆ | 100 | 969 | 96,913 | 959 | 13,369 | 1.07% |
14回目 | 株価1.5%⬆ | 100 | 984 | 98,367 | 961 | 32,267 | 2.40% |
合計額 | 1,344,872 |
※14回目は買うシミュレーションになってますが、売った場合
合計金額:1,246,505の利益率:2.59%になります。
ずっと含み損の状態でも株価が戻り始めると、平均取得額が低くなっているので結果的にプラスになる。ということです。
また、もし株価がシミュレーションのように変動しなくても、長く持っていればその分、配当金をもらえるので結果的にプラスになります。
■配当金があることを忘れない
日本株の配当金は、大体年に1〜2回もらえる感じです。(例外もありますが。
「配当金」は、イメージ的には、銀行の利子に近い感じです。
銀行の利子、0.002%とか0.1%とかに比べると、配当金の3%はだいぶ多いと思います。
(ただし「減配」という配当金が減る可能性もあるので、絶対ではないです。)
なので、長く持っていれば、配当金がもらえる回数があるので結果的に損しない確率が上がります。
また、基本的に株価は、上下に波打つものです。
いつその波が高くなるか、低くなるかはわかりません。
なので、株価が下がろうが、上がろうがコツコツと買いだめていく事で、その波の平均値に近づけていくことで、含み損を減らしていくのです。
■含み損は、損ではない、利益確定するまでが遠足
含み損が膨れてくると、精神的に不安になるかもしれませんが、逆にチャンスなのです。
なぜかというと単純に「前よりも安い株価で買える」のです。
基本的には長い目で見て、利益が出るまでは売らないので、安くなればその分買いやすいのです。
また、「含み損」は「買ったときの価格」より「今の価格のほうがこれぐらい低い」ですよ。
という数字にしか過ぎません。
株式の売買を行って初めて「確定」するものです。
「確定」しなければマイナスがあっても、買い続けることで利益に変えることができます。
ここでなんとなく
「だったら最初から安い時に買って高く売ればいいじゃん」
「さっさと損切りして、安くなった時に買い直せばいいじゃん」
「下がり続ける銘柄をもってるのって、機会損失じゃない?」
など、いろいろと疑問が出てくると思いますが・・・。
「安くなった時に買って、高く売る」シンプルですが難しく、それができれば、損する人はいないのです。
できないから少しでも、損しないよう「結果的に損しなければOK」という戦法がまずは良いかと思います。
何度も言いますがプロではないので、理想の売買はできないことが前提です。
理想の売買ができなくても利益を得ることはできます。
■当初の計画を忘れないこと(大事)
特に株式投資を初めたばかりの時は、株価の値動きやらなんやらで結構精神的にくることがあるかもしれません。
そんなときは、当初の計画「決めたルール」を思い出すのが大事です。
当初の予定外のことをしてしまって「損した」「失敗した」をやってしまうと、結局何を目的で株式投資を初めたのか、だんだん分からなくなってきてしまいます。
損するために株式投資を初めたわけではないのと思いますので。。。w
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